H面導波管シミュレーターのsampleを修正しました
ステップ形状不連続のサンプルで広い方の導波管の幅が1マス多かったのを修正しました。修正したものはgithubにアップしました。
以下、修正内容です。
まず、図面修正前の計算結果はこちら。
周波数特性グラフの√|loss|というのはチェックのために追加したもので
√ (1.0 - 反射係数、透過係数の絶対値の2乗和)
です。TE30モードが伝搬する前でも、√|loss| = 0.1程度あり、|S22|^2 + |S12|^2が1.0になっていません。これは、非対称な構造なためTE20モードが発生していることを示しています。
図面を修正し、対称構造にしたときの計算結果はこちら。
TE30モードが伝搬可能な周波数領域より低周波の領域では、|S22|^ + |S12|^2 が1.0となっており、TE20モードは伝搬可能ですが発生していないことがわかります。