ryujimiyaの日記

C#を使って数値解析したい

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

三角形格子フォトニック結晶導波路の90°ダブルベンドの散乱係数計算

ベンドを2つ組み合わせて導波路をずらす構造をFEMで計算しました。2つの導波路を接続する導波路としてはCROWを採用しています。 エアホールの半径 r = 0.35 a、基板の屈折率 n = 2.8です。 (a) CROWをW1導波路から半周期ずらす構造 (a)の散乱係数計算結果 …

60°三角形格子フォトニック結晶導波路の90°ベンド(CROWとの接続)(2)

三角形格子のフォトニック結晶でW1導波路とそれに垂直なCROW(Coupled Resonator Optical Waveguides)を接続する構造としては何通りか考えられます。 (a) CROWの共振器位置をW1導波路から半周期ずらす構造 (b) CROWの共振器位置をW1導波路と同じ位置にする構…

三角形格子フォトニック結晶導波路の90°ベンドの特性改善

以前、フォトニック結晶導波路の90°ベンドを計算しました。 60°三角形格子フォトニック結晶導波路の90°ベンド(CROWとの接続) http://ryujimiya.hatenablog.com/entry/2013/02/11/180800 ※引用元 V. Dinesh Kumar, T. Srinivas, A. Selvarajan, "Analysis of …

三角形格子フォトニック結晶導波路60°ベンドの広帯域化(3)

引用元 Zhen Hu, Ya Yan Lu Improved bends for two-dimensional photonic crystal waveguides http://math.cityu.edu.hk/~mayylu/papers/huzhen5.pdf Optics Communications vol. 284, Issue 12, 1 June 2011, p. 2812 - 2816 エアホールの半径 r = 0.29 a…

三角形格子フォトニック結晶導波路60°ベンドの広帯域化(2)

前回に引き続きエアホール型三角形格子フォトニック結晶導波路の60°ベンドの広帯域構造の伝送特性を計算します。 引用元 Gang Ren, Wanhua Zheng, Yejin Zhang, Ke Wang, Xiaoyu Du, Mingxin Xing, and Lianghui Chen ”Mode Analysis and Design of a Low-Lo…

三角形格子フォトニック結晶導波路60°ベンドの広帯域化

エアホール型三角形格子フォトニック結晶導波路の60°ベンドは、正方格子の90°ベンドと比べるとあまり帯域が広くないようです。そこで広帯域化の手法が色々と提案されているようです。ここでは、60°ベンドの計算で最初に取り上げた文献に載っている広帯域ベン…

60°三角形格子フォトニック結晶導波路の90°ベンド(CROWとの接続)

CROW:結合共振器光導波路を使った導波路90°曲りが下記文献に載っていました。60°三角形格子で導波路の伝搬方向を変える場合、構造から60°ベンドになりますが、下記文献では、一気に90°伝搬方向を変える構造が提案されています。 通常の欠陥導波路からCROWへ…

三角形格子フォトニック結晶導波路のΓM方向の欠陥(結合共振器導波路 coupled resonator optical waveguide)

60°三角形格子のフォトニック結晶で導波路を構成するとき、結晶のΓ-K方向に欠陥を設けますが、Γ-M方向に欠陥を設けた構造もあるようです。特に1つの欠陥だけ設けた場合共振器を並べたような構成となり、共振器が互いに結合する形で波が運ばれていくようです…

エアホール型60°三角形格子フォトニック導波路の60°ベンドの散乱特性のFEM解析(2)

フォトニック結晶導波路の60°ベンドの散乱特性を前回計算しましたが、検証用資料として別の文献の結果と比較してみます。 【2013-2-14】導波路固有モード展開の計算精度が悪かったので、再計算したものに差し替えました。 前回: エアホール型60°三角形格子…

エアホール型60°三角形格子フォトニック導波路の60°ベンドの散乱特性のFEM解析

エアホール型60°三角形フォトニック導波路の60°ベンドの伝送特性をΦを直接解く固有モード解析方法と固有モード展開に基づくFEM伝達問題の解析方法を組み合わせた方法で解いてみました。(前回の記事で実装したものです。) 引用元はこちら。 Malihe Khatibi …

45°三角形格子誘電体ロッドフォトニック導波路90°ベンドの散乱係数計算-固有モード計算方法の比較-

これまでの実装より、周波数を与えて伝搬定数を求める周期構造導波路解析用FEMは、定式化としてΦを直接解く定式化とΦ=φexp(-jβx)と置く定式化の2種類、計算方法として反復による方法と全モードを取得する方法の2種類あることが分かりました。 ここでは、こ…

周波数を与えて伝搬定数を求める周期構造導波路のFEM表示式(2) -境界節点界のみを用いる方法-

周期構造導波路のFEM固有値解析で、界分布Φを直接解く方法でも周波数を与えて伝搬定数を求めることができましたが、この方法は問題を更に縮小できることが分かりました。 前回: 周波数を与えて伝搬定数を求める周期構造導波路のFEM表示式 http://ryujimiya.…