E面導波管伝達問題の計算(3) -E面スタブー
E面導波管伝達問題の今一つの例として、E面スタブ回路の計算結果を示します。
E面スタブ(E-Plane Stub)
引用元
穴田 哲夫, 平岡 隆晴, 許 瑞邦, E面平面回路とストリップ線平面回路間のアナロジー
MW97-75, 社団法人電子情報通信学会, 1997-07-25
引用元の図3 E面(左)、W/a = 0.4(下)の場合を計算してみました。WはE面導波路幅、aは立方体空洞部の一辺の長さ、導波管の幅dは d = a (空洞部の長さと同じ)
この回路の定性的説明が引用元にあるので参考になります。
また、この文献はE面の支配方程式が表にまとめられていて有用です。定式化の際の妥当性検証に使用させていただきました。
計算結果
2W/λ = 0.85
2W/λ = 0.95
2W/λ = 1.05
以上、LSEモード(TE zモード z:E面に垂直な方向)としてE面コーナーベンド、E面T分岐、E面スタブの3回路を計算してみましたが、およそ既存の計算結果と一致しているようでした。
定式化でまだ引っかかる箇所があるのですが、エラーケースがでてきたら考えたいと思います。
では。